放射線技術科
基本方針
放射線技術科は診療部からの依頼に対して、放射線診断科・放射線治療科・IVR科の医師や看護師等の関連スタッフと協力して、的確・高品質な診療画像情報や、安心・安全な放射線治療を患者様に提供しています。日常業務のほか、時間外においても、救急科や病棟からの緊急検査、血管造影・IVRの緊急治療的手技もスタッフとして24時間対応を行い、当院の救急医療体制を全面的に支援しています。
地域の医療機関からの依頼に対しては、地域連携室経由で積極的に受け入れる対応をとり、連携を図っています。
高度医療機器導入による医療の提供
2018年8月 新しい64列マルチスライスCT
CT装置1台を64列マルチスライスCTに更新しました。新たな機能として金属アーチファクトを低減するソフトが搭載され、また、Organ Dose Modulationの略であるODM という、新しい被ばく低減技術が搭載されています。
2018年2月 3テスラMRI装置の導入
1.5テスラMRI装置を3テスラMRI装置に更新しました。高磁場による画質の向上や従来のMRI装置と比較してトンネル径が広くなり、圧迫感が軽減されました。
2017年2月 日本初のα線を放出するRI内用療法の医薬品
ラジウム223(製品名:ゾーフィゴ静注)を用いた前立腺癌の骨転移の治療ができる施設となりました。
2013年3月 PET-CTの導入
新棟開設に伴い、PET-CTを導入しました。今までは他施設に委ねていた本検査も当院で可能となったため、院内で診断から治療までを完結できるようになり、がん診療連携拠点病院としての役割を強化しています。
放射線治療では、全例でCT/MRI画像を用いた治療を行い、腫瘍線量の確保とリスク臓器の被ばく低減に努めています。現在2台の外部照射装置を有して高精度の放射線治療を実施しています。
スタッフと業務内容
放射線技術科の診療放射線技師は32名(2022年4月1日現在)で、画像検査部門、核医学検査部門及び放射線治療部門業務を行っています。
保有装置
画像検査部門 | X線撮影装置 | 13台 |
透視X線撮影装置 | 4台 | |
血管造影装置 | 2台 | |
64列画像診断用マルチスライスCT装置 | 4台 | |
1.5テスラMRI装置 | 1台 | |
3テスラMRI装置 | 1台 | |
核医学部門 | SPECT-CT機能付ガンマカメラ装置 | 1台 |
PET-CT装置 | 1台 | |
放射線治療部門 | 外部照射装置 | 2台 |
高線量率線源腔内照射装置 | 1台 | |
前立腺がん永久挿入療法用照射器具 | 1式 | |
治療計画用マルチスライスCT装置 | 1台 |
(2022年4月1日現在)
認定取得一覧
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 | 6人 |
医学物理士 | 3人 |
放射線治療専門放射線技師 | 2人 |
放射線治療品質管理士 | 3人 |
救急撮影認定技師 | 1人 |
核医学専門技師 | 1人 |
血管造影・インターベンション専門診療放射線技師 | 1人 |
画像等手術支援(Intelligent Imaging)認定診療放射線技師 | 1人 |
放射線管理士 | 1人 |
臨床実習指導教員 | 1人 |
衛生工学衛生管理者 | 1人 |
日本救急医学会認定ICLS・BLSコースインストラクター | 1人 |
作業環境測定士 | 1人 |
日本DMAT隊員 | 1人 |
京都DMAT隊員 | 2人 |
(2022年4月1日現在)