照射技術および精度管理関連（医療関係者の方向け）

治療装置の構成

放射線治療の専門および関連資格を有する診療放射線技師7名(医学物理士含む)が在籍しており、日々の照射業務をはじめ以下のような多岐にわたる業務を担っています。これらの業務は、放射線治療の安全性と効果を支える重要な要素であり、その特殊性より高度な専門知識と正確な技術が求められます。

患者さん一人ひとりの病態や治療方針に応じた最適な放射線の照射が行えるよう、医師・看護師と密に連携しながら、チーム医療の一員として取り組んでいます。患者さんにとって安心で安全な治療環境を提供することを最優先に考え、日々の業務に取り組んでいます。

さらに、照射行為の実施にあたっては、専門資格を有する放射線技師を含め、治療装置一台につき2名体制をとっており、相互に確認を行いながら安全に治療を進めています。このようなダブルチェック体制により、治療の安全性だけでなく、精度についても高い水準で維持し、質の高い放射線治療の確保に努めています。

専門資格	人数	主な業務内容	認定機構
放射線治療専門放射線技師	3名	照射関連、治療計画用CT撮影、固定具作成、照射に関する庶務	日本放射線治療専門放射線技師認定機構(RTT)
医学物理士 (うち治療専門医学物理士)	2名 (1名)	治療計画の補助・検証・確認（物理面）装置および機器の精度管理品質管理に関する庶務	医学物理士認定機構（JBMP)
放射線治療品質管理士	1名	装置および機器の精度管理	放射線治療品質管理機構
第1種放射線取扱主任者 (うち選任)	3名 (2名)	放射線の関係法規院内予防規程	原子力規制委員会
医療情報技師	1名	ネットワーク管理医療情報に関する保守管理	日本医療情報学会