産科・婦人科の手術

産科の手術

 母体搬送のお母さんや、陣痛が開始しても経腟分娩が難しいと判断されたお母さんの、緊急も含めた帝王切開術、何回も流産・早産を繰り返して子宮の出口が緩くなっている子宮頸管無力症の方に行う子宮頸管縫縮術、子宮のなかで赤ちゃんが亡くなってしまった子宮内胎児死亡の方の子宮内容除去術、出生前染色体検査診断のための羊水穿刺があります。

婦人科の手術

子宮

 子宮筋腫や子宮腺筋症の診断で、筋腫や腺筋症の部分だけを切除したり、子宮頸部上皮内異形成(0期の子宮頸がん、前がん状態と呼ばれています)の診断で、子宮頸部を円錐状に切除して、本来の子宮を温存する場合と、子宮を全部摘出する場合があります。子宮全摘術は、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮脱などの良性疾患や、子宮頸がん、子宮内膜がん、卵巣がんなどの悪性疾患の場合に行います。悪性疾患の場合や一部の良性疾患では、おなかを切開して開腹によって子宮を摘出しますが、良性疾患の場合には、よく検討することによって、おなかに傷をつけずに、経腟的に(腟のほうから)子宮を摘出することが出来ます。

卵巣・卵管

 卵巣がん、卵管がんなどの悪性疾患の場合は、原則的におなかを切開して開腹で手術を行いますが、卵巣・卵管嚢腫など、明らかに術前に良性疾患であることがわかっている場合は、出来る限りおなかの傷が少なくなるような腹腔鏡手術(臍の上、下腹部に3か所ほど孔を開けて行います)を選択して行っています。

その他

 悪性疾患の場合は、子宮、卵巣、卵管に加えて、お腹の中で転移していると考えられるほかの臓器を摘出したり、婦人科以外の悪性疾患が子宮や卵巣に転移して、腫れている場合の摘出や、所属するリンパ節を切除したりします。

 本来の子宮内妊娠以外の場所での妊娠である異所性妊娠や、胞状奇胎や絨毛がん等の場合の子宮内容除去術、子宮・腟の先天性の奇形などに対する形成手術などがあります。

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京都市立病院

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