子どもの急性虫垂炎

急性虫垂炎について

 お腹の中には主に栄養を吸収する小腸と主に水分を吸収して形のある便(うんち)にしていく大腸とがあります。小腸から大腸へとつながる部分に脇道があり、盲腸と言います。この盲腸の先端部分にある細い突起を虫垂と言います。この虫垂に炎症が起こったものが虫垂炎です。

虫垂炎の症状

 虫垂炎になると、お腹の痛みや熱が出ます。炎症が強くなると嘔吐なども見られるようになります。お腹の痛みですが、まずおへその周りが痛くなり、徐々に右下腹部へと移動していくのが典型的とされています。

治療方法について

 虫垂炎の治療法には大きく分けて抗生剤での保存的治療手術とがあります。

 保存的治療では1週間程度、抗生剤を投与します。上手くいけばお腹に傷をつけずに済みます。しかし、抗生剤の効果が認められない場合は手術が必要となり、入院期間が延長します。また、虫垂が残っているので再度虫垂炎となる可能性があります。

 手術は腹腔鏡で行います。当院では虫垂炎の程度とおへその形・大きさなどを考慮して、おへそのみの傷(2cm程度)で行うか、5~12mmの傷を3ヶ所つけて手術を行うかを判断しています。
 手術方法は、痛みの原因となっている虫垂を根本で縛って切除します。虫垂炎が進行し、虫垂が破れて膿だまり(膿瘍)ができている時には根本で縛ることができない場合があります。このような場合、成人では小腸・大腸の移行部分を併せて切除しますが、こどもでは膿瘍を体外に出すための柔らかいチューブを入れて手術を終了し、抗生剤で治療を行って炎症を落ち着けてから後日に虫垂を切除する2段階の手術を行うことがあります(待機的虫垂切除 [Interval appendectomy])。これは、小腸・大腸の移行部分が成長・発達に重要とされており、できるだけ残してあげたいと考えているからです。

予想される経過について

 保存的治療は、順調にいけば4~7日程度の入院です。手術は虫垂が穿孔していなければ4日前後、穿孔していた場合は1週間程度の入院となります。

 待機的虫垂切除が必要となった場合、最初の入院は1週間程度で退院となります。その後、外来で経過をフォローし2~3か月程度の間をおいて再入院していただき予定手術で虫垂を切除します。

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京都市立病院

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