精神神経科
基本診療方針
当科ではコンサルテーション・リエゾン活動として精神医学と身体医学の境界領域において生じる症状や課題への対応を重点的に行っています。具体的には身体疾患のため当院身体科にて治療中の方に生じた精神症状や元来精神疾患に罹患されていた方の当院入院中の精神症状の診療、緩和ケアチームへの参加、自殺未遂者支援などです。
診療対象としては認知症やその他の身体疾患に伴う精神症状をはじめ、統合失調症、うつ病や躁うつ病などの気分障害、神経症圏の疾患など幅広い精神障害に対応しています。
医師紹介
部長 | いしだ ともふみ 石田 明史 |
臨床精神医学 リエゾン精神医学 |
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みやざわ たいすけ 宮澤 泰輔 |
精神医学一般 腫瘍精神医学 | |
精神保健指定医 日本精神神経学会専門医(指導医) | ||
いまい あゆ 今井 鮎 |
精神医学一般 | |
日本精神神経学会専門医(指導医) |
外来担当医表
診療体制と概要
当院にて身体疾患治療中の方のうち、精神医学的な対応を要する方への診療を行っています。ほとんどの方は医師による診察と薬物療法が治療の中心となります。必要に応じて頭部MRIや頭部CTといった画像検査や心理テストを受けていただくことがあります。また、精神保健福祉士による精神保健福祉相談も可能ですので希望される方は担当医へお問い合わせください。
なお、近年求められている総合病院精神科の役割に対応するため、当科外来診療体制を順次変更させていただくこととなりました。
つきましては、令和5年1月4日から当面の間、外来診療の新規受け入れを中止させていただいております。紹介状をお持ちであったとしても受診することができませんので他の精神科医療機関へ御相談ください。
※従来より通院されていた方の診療は継続しております。
診療実績
令和5年度診療状況
外来患者数 (延べ) |
6,709 |
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院内コンサルテーション件数 |
216 |
疾患別割合
院内コンサルテーションにおけるICD-10疾患別割合(令和5年度)
F-0 | 症状性を含む器質性精神障害 | 56% |
F-1 | 精神作用物質使用による精神および障害 | 5% |
F-2 | 統合失調症、分裂病型障害および障害 | 7% |
F-3 | 気分(感情)障害 | 10% |
F-4 | 神経症性障害、ストレス関連障害身体表現性障害 | 10% |
F-5 | 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群 | 6% |
F-6 | 成人の人格および行動障害 | 3% |
F-7 | 精神遅滞 | 1% |
F-8 | 心的発達の障害 | 2% |