照射技術および精度管理関連(医療関係者の方向け)

治療装置の構成

診療放射線技師の役割およびスタッフ構成

 放射線治療の専門および関連資格を有した診療放射線技師7名で日々の照射業務、治療計画業務のCT撮影および固定具作成、治療計画補助および作成と検証、各種装置および機器の精度管理、放射線関連の法令管理などを幅広く担当しています。患者さんの病態に合わせた適切な照射を医師、看護師と協議し、安心と安全を提供出来る放射線治療に日々努めています。

 

 照射の実施は専門資格を有した技師を含めて2名を装置毎に配置する体制を整えています。

専門資格

照射技術および精度管理スタッフ

照射実績

年度別新規患者数および再来患者数

 

2020年

2021年

2022年

新規患者

387

390

439

再来患者

75

50

61

高精度照射実人数

 

2020年

2021年

2022年

IMRT(VMAT)

83

83

93

SRT

13

6

6

SBRT

12

20

22

IMRT : Intensity Modulated Radiotherapy
VMAT : Volumetric Modulated Arc Therapy
SRT : Stereotactic Radiotherapy
SBRT : Stereotactic Body Radiotherapy

密封小線源治療実人数

 

2020年

2021年

2022年

腔内照射

10

17

29

組織内照射

1

0

2

2022年 原発巣別新規患者数

対象

乳腺

呼吸器

泌尿器

耳鼻科

婦人科

消化器

血液

脳・脊髄

良性

その他

合計

患者数

146

69

57

33

42

42

31

2

9

8

439

2022年 脳転移および骨転移患者数(新患+再患)

対象

脳転移

骨転移

患者数

27

76

QA/QC実績

当院の特徴ある放射線治療

 当院では、肺がんや肝がんなどの動きのある腫瘍に対して安西システム(呼吸波形管理システム)を用いることにより、腫瘍位置をコントロールしながら照射を行っています。

 治療前には治療精度向上のために固定具を作成し、腫瘍がどれくらい動くか、腹壁波形と腫瘍位置の相関があるかどうか、何秒間安定して呼吸停止が可能かどうか、毎回同じ呼吸停止が出来ているか・・・等を確認し、患者ごとに最適な呼吸管理下での照射方法およびマージン(治療の不確かさをカバー出来る安全領域)の設定を考え、治療を行います。

オリゴ転移に対する定位放射線治療

 オリゴ転移(少数の転移)に対して積極的に放射線治療を行うことが予後延長につながる可能性があると言われています。当院ではオリゴ転移に対して定位放射線治療を行っています。

 骨転移に対する定位放射線治療では、治療計画は固定具を作成した同日に固定具を装着させた状態でMRIを撮像し重ね合わせを行い、ターゲットとリスク臓器(脊髄等)との位置関係を明瞭に描出させることで治療精度向上に努めています。

 

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京都市立病院

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