放射線治療科
トピックス
◆ 患者さんごとに治療室や更衣室の消毒・清掃を行いcovid-19等の感染症対策を行っています。
◆ がん患者さんの就労支援対策として、17時以降の治療も積極的に実施しています。
◆ オリゴ転移に対して定位放射線治療を開始しました。
◆ 患者さんの病態に合わせた適切な照射を、専門資格を有したスタッフで協議し対応しています。
◆ 患者さんの急変時や地震や火災発生時の緊急対応訓練を定期的に実施しています。
基本診療方針
- IMRT、定位照射などの先進的治療から緩和目的の照射まで、患者さんの状況に即した放射線治療を提案します。
- エビデンスに基づく治療を展開します。
- 患者さんが安心して治療を受けられる環境を提供します。
医師紹介
部長 | おおつ しゅうじ 大津 修二 |
放射線治療 |
---|---|---|
日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会共同認定放射線治療専門医 | ||
医長 | なかむら きよなお 中村 清直 |
放射線治療 |
専攻医 | かしわぎ たけし 柏木 健志 |
放射線治療 |
外来担当医表
放射線治療の流れ
1)新規患者診察
毎週火曜・水曜・木曜日に放射線治療専門医による診察を行っています。
2)オリエンテーション
診察後に看護師によって治療までの流れを説明します。その際に患者さんの状態把握(同じ姿勢でしばらく保持できるか、上肢の挙上が可能かどうかなど)や治療に対する不安の軽減に努めています。
3)CTシミュレーション
照射部位および照射方法に応じ、位置合わせに用いるために身体に印を付けたり専用の固定具を作成したりします。
体位は保持したまま、できるだけ動かないようにしてただきます。
通常、息止めの合図は行いませんが、合図によって呼吸を停止して頂き、計画CTを撮像するときもあります。このCT画像が治療の基準となりますので、できるだけリラックスして受けて頂けるように心掛けています。CT撮像時には皮膚に印を付けますので、治療開始まで消さないように気を付けていただきます。
4)治療計画(検証・登録)
CT画像を治療計画装置に転送し、放射線治療専門医によって治療計画を作成します。
強度変調放射線治療や定位照射などの高精度治療の計画については、計画データを人体に模擬したファントムに移し込み、線量及び線量分布の検証を行います。
5)治療
治療台にCT撮像時と同じ姿勢で寝ていただきます。病気の位置まで治療台を動かした段階で確認の写真(CBCT/ポータルイメージ等)を撮ります。位置の確認が出来た段階で、身体の皮膚に印を追加する場合があります。治療部位によって異なりますが、初回は治療室への入室から照射を終えて退室するまで概ね30分かかります。二日目以降の治療に関しては15分から20分程度で終了します。
医療設備
放射線治療装置 | ||
リニアック | 2台 | IGRT機能搭載、高精度6軸カウチ補正システム |
放射線治療情報システム(治療RIS) | 1式 | 患者データベース・照射記録照合・医事会計システム |
遠隔操作式後装填照射装置(RALS) | 1台 | 小線源治療用192Ir(イリジウム)線源 |
治療計画専用CT | 1台 | ガントリ大口径タイプ |
治療計画装置 | 5台 | リニアック用4台・RALS用1台 |
水ファントムシステム | 2台 | 3次元高精度用・1次元定期測定用 |
線量計‐読取システム | 3台 | リニアック用2台・RALS用1台 |
患者治療計画検証システム | 3台 | 2次元/3次元線量評価ファントム等 |
施設基準
- IMRT認定施設
- 体幹部定位放射線治療認定施設
- 京都府がん診療連携拠点病院小線源治療拠点病院
スタッフ構成および関連資格
医師 | 放射線治療専門医2名 |
診療放射線技師 | 放射線治療専門放射線技師2名 医学物理士3名 放射線治療品質管理士2名 第1種放射線取扱主任者3名 |
看護師 | がん放射線療法看護認定看護師2名 専従看護師1名 |
ドクタークラーク | |
受付事務 |
担当スタッフ
照射技術および精度管理関連
受診される方はこちら
医療関係者の方はこちら