多発性嚢胞腎外来
常染色体優性多発性嚢胞腎は今までは有効な治療法がなく、およそ半数の方が70歳までに慢性腎不全から人工透析になっています。平成26年4月よりトルバプタン(サムスカ®)が腎嚢胞拡大抑制と腎機能保護作用をもつ薬剤として適応となりました。また、平成27年1月には本疾患が特定疾患に指定され、専門医が診断書を作成することで、患者さんの経済的負担の軽減が可能になりました。京都市立病院腎臓内科では専門外来を設け、腎機能や合併症の検査を行い、適応があれば難病申請や入院のうえでトルバプタン導入を行っています。
1 目的・対象
常染色体優性多発性嚢胞腎と診断されている方および疑われている方を対象に、確定診断と合併症のチェック、難病申請の案内、トルバプタン治療の導入を目的とする
2 診察日
毎月第一木曜日午前9時~11時(事前紹介予約制)
3 場所
腎臓内科外来(本館1階)
4 診療費用
保険診療による
5 受診申込
かかりつけの診療機関から地域医療連携室を通して予約してください
予約先:地域医療連携室 電話311-5311
※ CT、MRIなどの検査画像をお持ちでしたら受診時に持参してください。