集中治療科

 京都市立病院のICU(集中治療室)は、円滑な患者受入れのため、ヘリポート直通エレベーター、手術センター及び心血管撮影室と近接して、北館3B病棟にて8床で運用しています。

 重症患者の治療には原因疾患の治療だけでなく、生命維持装置の管理やショック状態への対応、苦痛緩和など、様々な介入が必要です。当院のICUでは、内科系・外科系疾患を問わず院内の最も重症な患者の治療を、各科医師とともに集中治療科医師と看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士、栄養士、医療ソーシャルワーカーなどが協力して行っています。

 集中治療において、救命を目指すのは当然のことですが、予後改善、早期回復、社会復帰を目指して、多職種協働をいかに深めるかを大切にしています。生命維持装置の管理は様々な要素の1つに過ぎず、適切な薬剤の管理、意識状態の評価、苦痛を取り除きかつ深すぎない意識レベルの維持、せん妄の早期発見、適切な栄養管理・早期経腸栄養、厳密な血糖値の管理、早期リハビリテーション、口腔ケア・・・これら多項目をいかに取りこぼしなく完遂できるかを重視しています。

 毎朝行うベッドサイドカンファレンスで多職種が集まり、ICUバンドル(ICUで毎日必ずチェックしなければならないことをまとめたもの)に沿って情報共有、ディスカッションをします。予定手術後に入室する患者さんの術前カンファレンスは毎日開催しており、緊急で入室された重症患者さんのカンファレンスも入室早期に多職種で開催しています。予後改善が見込めない患者さんや身寄りのない患者さんに対して、倫理的な対応が必要であるときは、臨床倫理コンサルテーションチームと共に倫理カンファレンスを開催しています。重症感染症に対しては、抗菌薬適正使用支援チームがレスポンス良く対応し、口腔ケアも歯科医・歯科衛生士が積極的に行っています。

医師紹介

集中治療科部長 しもにはら なおこ
下新原 直子
麻酔・周術期管理
日本集中治療医学会専門医 日本麻酔科学会麻酔科指導医 日本臨床倫理学会上級倫理認定士
副部長 たばた ゆういち
田畑 雄一
麻酔・周術期管理
日本集中治療医学会専門医 日本外科学会専門医

 

*現在、集中治療科では医師を募集しています。経験年数や経歴を問わず、幅広い勤務形態を想定しています。(当施設は日本集中治療医学会専門医研修施設です)

お問い合わせは→ kch.icu.5300@gmail.com

 

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京都市立病院

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