京都市立病院看護部

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専門教育

IVナース養成コース

 医師の指示のもと看護師が安全に静脈注射を実施できるようにIVナース養成推進委員会で研修計画を立て、研修を行っています。  平成26年度に研修の見直しを行い、安全で確実なスキルと静脈注射前・中・後の判断について段階ごとに、技術チェックや認定試験を行い、認定を受けたスキルについて実施でき、知識の確認できた薬剤についてのみ取り扱うことができるとしています。

静脈注射研修プログラム

静脈注射研修プログラムの流れ

 

がん看護コース

がん看護コース研修の様子  当院は、地域がん診療連携拠点病院としての機能を果たすべく、がん看護教育の一環として、院内看護師を対象とした「がん看護研修」を開催しています。当院のがん看護分野では、がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師、がん放射線療法看護認定看護師、乳がん看護認定看護師、緩和ケア認定看護師が活躍しており、「がん看護研修」においても、各々が専門性を発揮しながら企画・運営に取り組んでいます。  研修内容としましては、平成25年度は、「がんの疫学と診断」、「がんの手術療法」、「がんの化学療法」、「がんの放射線療法」について、講義形式での基礎研修としてがん看護研修を開催しました。これを受けて、平成26年度からは自由参加に加えて参加者の登録制を設け、現在33名の看護師が登録し研修に臨んでいます。また、本研修は、「がんの理解に必要な基礎知識を習得し臨床でのがん看護に活かす」ことを目的として、2年間を通したステップアップ研修として、1年目は講義による「基礎編」、2年目はワークを取り入れた「応用編」として学習できるよう研修を進めています。  今後は、院外看護師も含め参加できるよう研修の幅を拡大していくと同時に、より知識が実践に活かせるような研修内容として充実させ、がん看護の質の向上を図っていきたいと考えています。

平成28年度 「基礎編」がん看護研修

①がんの疫学、診断時期の看護

研修内容 研修目標
がんの疫学 がんの疫学について理解し概説できる
がん発生のプロセス がん発生のプロセスについて理解し概説できる
がん告知時期のケア~患者の意思決定支援~ 悪い知らせ(診断、再発、転移、治療の中止など)を聞いた後の看護師の役割について理解できる

②がんの手術療法と看護

研修内容 研修目標
がんの手術療法の基礎知識 がんの手術療法の基礎知識を理解し概説できる
手術の合併症とそのケア 手術の合併症とそのケアについて理解できる
がんの発生機序と診断 がんの発生機序および診断について理解できる

③がんの化学療法と看護 

研修内容 研修目標
がんの化学療法の基礎知識 がん化学療法の基礎知識を理解し概説できる
抗がん剤の作用・副作用とそのケア 抗がん剤の作用・副作用出現のメカニズムとそのケアについて理解できる

④がんの放射線療法と看護

研修内容 研修目標
がん放射線療法の基礎知識 放射線療法の基礎知識を理解し概説できる
放射線療法の作用機序と有害事象とそのケア 放射線療法の作用機序と有害事象出現のメカニズムとそのケアについて理解できる

⑤痛みの症状マネジメント

研修内容 研修目標
痛みの発生機序 痛みの発生機序について理解し概説できる
看護師の役割について理解できる がん患者が抱えるがんの痛みについて理解でき、必要なケアと看護師の役割について理解できる

⑥緩和ケア・看取り時期の看護

研修内容 研修目標
症状マネジメント がん患者の苦痛症状をアセスメントし必要なケアが理解できる
看取り時期のケア 看取り期にある患者の変化に対するアセスメント方法とケアについて理解できる