放射線治療部門(患者さん向け)

診療放射線技師の役割およびスタッフ構成

 放射線治療の専門資格・関連資格を有した診療放射線技師7名で日々の照射業務,治療計画業務のCT撮影や固定具作成,治療計画補助・作成・検証,各種装置・機器の精度管理,放射線関連の法令管理などを幅広く担当しています。患者さんの病態に合わせた適切な照射を医師,看護師と協議し,安心と安全を提供できる放射線治療に日々努めています。

 

 

 

 

 

 

 

 照射の実施は専門資格を有した技師を含めて二名を装置毎に配置する体制を整えています。

専門資格

専門資格名および人数

主な内容

放射線治療専門放射線技師2名

照射技術,治療計画用CT撮影,固定具作成

医学物理士3名
放射線治療品質管理士3名

装置および機器の精度管理
治療計画の補助と作成,検証

第一種放射線取扱主任者

放射線の関係法規

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療装置の構成

 体外から放射線を照射する外部照射装置2台と,体内に専用器具等を挿入し内部から一定時間,放射線源を留めて照射する密封小線源照射装置1台で治療を実施しています。

 5mmのMLC(マルチリーフコリメータ)を有しており,照射野を変形させながら治療するIMRT(強度変調放射線治療)やVMAT(強度変調回転照射)の高精度治療が効率的で速やかに行えるようになりました。治療の寝台はロボットカウチシステムを用いているため回転方向を含めた空間的な補正が実施でき,0.1mm単位で寝台移動が可能です。治療部位へのより正確な位置合わせができ,IMRTやVMATを組みわせることで理想的な線量分布で照射することができます。照射の前にはCBCT(コーンビームCT)やポータルイメージ(治療ビームによる確認写真)を撮像し,照射位置の確認を行った上,安全に治療を進めています。



 192Ir(イリジウム)線源をコンピュータで管理した照射システムで密封小線源治療を実施しています。導入当初は2次元での治療計画で腔内照射を行っていましたが,2007年12月からは先駆的にCTを用いた計画(IGBT:画像誘導小線源治療)を行うようになり,現在ではMRIを積極的に用いて標的(腫瘍などの目的の場所)への最適な線量投与と有害事象のリスク低減に努めています。主に子宮頸癌,膣癌,気管支癌に対する腔内照射および膣癌や前立腺癌などに対する組織内照射も実施しています。

 

 

 

 

 放射線治療の専用のCT装置で,通常のCT装置よりも口径が大きいため体位を制限することなく,患者の状態に合わせた姿勢での計画画像の取得が可能となりました。また,呼吸による動きのある腫瘍に対しては4DCT(呼吸位相を考慮したCT画像)を用いることで腫瘍の動的な部分も計画に活かすことができ,正確度が向上しています。高精度な治療を維持するために,定期的に精度管理を実施しています。

 

 

 

照射実績

年度別新規患者数および再来患者数

 

2013年度

2014年度

2015年度

2016年度

新規患者

397

392

406

434

再来患者

79

72

99

83

 

高精度照射実人数

 

 

2013年度

2014年度

2015年度

2016年度

IMRT・VMAT

124

87

119

116

SRT

5

3

7

5

SBRT

7

11

12

20

IMRT : Intensity Modulated Radiotherapy   VMAT : Volumetric Modulated Arc Therapy   SRT : Stereotactic Radiotherapy         SBRT : Stereotactic Body Radiotherapy

密封小線源治療実人数

 

2013年度

2014年度

2015年度

2016年度

腔内照射

17

20

15

5

組織内照射

3

3

1

7

 

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京都市立病院

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