院長室,副院長室から

医師を志す皆様へ 京都市立病院 院長

京都市立病院の医師臨床研修の歴史は昭和43年にさかのぼり,わが国でも草分け的存在です。平成16年から始まった新医師臨床研修制度においても,長い期間に培った経験を生かし,独自の研修プログラムで成果を挙げています。

京都市立病院は,平成23年4月に地方独立行政法人化を行い,また,PFI手法を用いた病院整備事業を進めており,現在,大きな変革時期を迎えております。3年後には,現在の本館と北館の間に新病棟が完成し,当院の医療機能は飛躍的に増強します。また,地方独立行政法人化に伴い,研修医の先生の研修環境や処遇の改善を行っております。

これらの事業を通じ,京都市立病院を全国の自治体病院のモデルといわれる病院にしていきたいと考えています。もちろん,研修医教育に代表される人材育成は最重点事項に位置づけています。

当院での臨床研修のなかで,変革する京都市立病院の姿を感じてみませんか。また,新しい病院作りを一緒に行ってみませんか。お待ちしています。

平成23年6月 院長 内藤和世

来れ,探求心旺盛な若者よ 京都市立病院 副院長

平成16年より新医師臨床研修制度が開始されました。それまで大学が中心のストレート研修があまりにも専門領域のみに偏りすぎ,Common Diseaseの初期診療さえままならない医師の養成につながっていたとの反省から,この新しい制度が誕生しました。京都市立病院では昭和43年より伝統あるスーパーローテーションによる臨床研修を実施してきましたが,この度の新制度下でも,当院の特徴をさらに発展・充実させて全国より広く人材を受け入れ,若手医師の育成に積極的に取り組んでいます。

医師としての最初の一歩をどこで踏み出すかは大変重要です。大学病院での研修と異なり,市中病院での研修のメリットは,1)症例が豊富なこと,2)雑用が少なく,自身の勉強にあてる時間が確保できること,3)いろいろな人材と交流できることが挙げられます。京都市立病院はこれらの3条件をすべて兼ね備え,京都大学,京都府立医科大学からの優秀な指導医のもとで,応募されてくる若き医師たちの旺盛な探求心を満足さすだけの診療規模、優秀な教育環境を誇っています。落ち着いた古都の環境で,2年間の研修に励んでは如何でしょうか。

京都市立病院のもうひとつの特徴は後期研修にあります。希望者には初期研修につづき3-4年間の後期専門研修を準備しています。身分,給与,学会出張等も大学や他の病院よりも優遇されています。当院での研修の最終目標は,希望診療科での専門医資格を獲得することです。真に国民から期待されている医師が,当院より一人でも多く育ってくれることを願っています。

ともに “学び・働き・遊び” 楽しく充実した研修生活を送れることを期待して,安心して当院へ飛び込んできてください。お待ちしています。

ページの先頭に戻る