肺がん病期説明

 I期とは原発病巣の大きさが50㎜以下でリンパ節や他臓器に転移のない時期のことです。I期の患者さんは、全身麻酔が危険となるような大きな合併症のない限り手術が第一選択の治療となります。

 IA期の患者さんには、術後補助療法を行いませんが、IB期の患者さんには、通常UFTを2年間内服していただきます。

 II期とは、肺の中のリンパ節に転移があるか、無くても原発病巣が50mmより大きいが縦隔のリンパ節や他臓器に転移のない時期のことです。II期の患者さんは、I期と同様手術が第一選択ですが、抗ガン剤による術後の補助化学療法が必須となります。

 IIIA期とは、原発腫瘍と同側の縦隔リンパ節にまで病期が進展した状態だが他臓器には転移のない時期のことです。この病期の患者さんは原則として最初から手術をすることはありません。放射線治療と抗癌剤による化学療法を単独或いは併用で行ってから手術の適応を検討することとなります。手術前には縦隔リンパ節に転移がないと画像的に診断していた場合でも手術後の病理検査で転移が判明することがあります。その場合は術後補助化学療法が必須となります。一般的に手術の適応と考えられているのはこの病期までです。

 

 IIIB期は、原発病巣の対側の縦隔リンパ節に転移が存在するが、他臓器には転移の存在しない時期のことです。

 IV期は、遠隔の他臓器に転移の存在する時期のことです。この2つの病期の患者さんに対しては手術を行うことはほとんどありません。抗癌剤による化学療法が治療の主体となります。以上のように肺癌といっても病期により治療方針が異なります。正確な病期決定を行い抗癌剤・放射線・手術を適切な役割で施行するために、放射線診断・治療科と、呼吸器内科・外科は週1度カンファレンスを持って方針を協議しています。

ページの先頭に戻る

京都市立病院

〒604-8845 京都市中京区壬生東高田町1の2

駐車場についてはこちら

TEL:075-311-5311(代)  
FAX:075-321-6025(代)

診療受付時間

平日(月~金) / 午前8時30分~午前11時

面会時間

平日(月~金) / 午後2時~午後8時 (小児科は午後7時30分まで)
土・日・祝 / 午前10時~午後8時

救急受付時間

外来診察時間以外,随時(内科系,外科系,小児科)

患者紹介FAX用紙ダウンロードはこちら

院内マップ