ラジウム223を用いた前立腺がんの骨転移の治療について(医療従事者向け)

 当院ではラジウム223を用いた、骨へ転移した前立腺癌の治療を行っています。ラジウム223はα(アルファ)線と呼ばれる放射線を出す元素です。ラジウム223は、体内で骨の成分であるカルシウムと同じように振る舞う性質があります。そのため、このラジウム223を静脈注射により体内に投与すると、骨転移により骨代謝が活発になっている部位に集まり、そこからα線を放出することにより骨に転移した癌を治療することができます。

 従来はβ(ベータ)線と呼ばれる放射線を出すストロンチウム89を用いた治療が行われていましたが、痛みを軽減する効果しかありませんでした。このラジウム223から出るα線はβ線と比べ癌細胞へ与えるダメージが大きいため、痛みの軽減だけでなく、治療効果が期待できます。

 本治療の実施に際しては施設要件があり、京都府下では当院を含め6施設で治療が可能となっています。(平成29年4月現在)

 本治療を希望される患者さんがおられましたら、当院地域連携室へご相談ください。

ゾーフィゴ静注の写真

ゾーフィゴ静注
放射性医薬品・抗悪性腫瘍剤

 

ページの先頭に戻る

京都市立病院

〒604-8845 京都市中京区壬生東高田町1の2

駐車場についてはこちら

TEL:075-311-5311(代)  FAX:075-321-6025(代)

TEL:075-311-5311(代)
FAX:075-321-6025(代)

診療受付時間

平日(月~金) / 午前8時30分~午前11時

面会時間

平日(月~金)/ 午後2時~午後8時(小児科は午後7時30分まで)
土・日・祝 / 午前10時~午後8時

救急受付時間

外来診察時間以外,随時(内科系,外科系,小児科)

患者紹介FAX用紙ダウンロードはこちら

院内マップ

  • ※ 当院は、敷地内全面禁煙です。
  • ※ 携帯電話は、使用を禁止する表示のある場所では、電源をお切りください。
  • ※ 病院内での写真や動画の撮影、録音、SNS等への投稿はご遠慮ください。