核医学診断部門(医療関係者の方向け)

 RI検査室では、PET/CT装置及びSPECT/CT装置を備え、さまざまな核医学検査を実施しています。当院における特色のある検査・治療をご紹介します。  

                      GE社製 Discovery PET/CT 610   

呼吸同期システム

 当院のPET/CT装置はVarian社製呼吸同期システムを組み込んでいます。患者の胸部または腹部にマーカーを置き、呼吸による動きを寝台下部のカメラでモニタリングすることで呼吸波形を得ます。この波形から呼気停止相のみを用いて画像再構成を行うことにより呼吸同期画像を得ます。従来の呼吸同期法は、撮影後に目的部位のみに絞って長時間の追加撮像が必要でしたが、通常の検査に組み込むことが可能で、撮影時間の延長も5分程度です。横隔膜近傍の呼吸性移動の大きい病変に威力を発揮します。 左:呼吸同期有 中:呼吸同期なし 右:融合画像 呼吸同期を用いることで病変がより鮮明に描出されています。      

GE社製 Infinia3 HawkEye4

 

脳神経系

1.脳血流統計画像解析  脳血流シンチにおいては、健常データベースとの比較による統計解析(3D-SSP)に加え、3D-SSPによる血流低下部位をよりわかりやすく表示する新たな診断支援ソフトZ-SAMによるデータも提供しており、臨床医の診断をバックアップしています。 3D-SSPに関心領域を設定して、健常者の平均値と比較し、低下部位・程度を表示します。    2.ドパミントランスポーターシンチグラフィ(DATスキャン)  欧米では以前から使用されていたパーキンソン症候群およびレビー小体型認知症診断薬イオフルパンが2014年、日本でも認可されました。当院においてもイオフルパンによるドパミントランスポーターシンチを実施しています。

左:正常例 右:パーキンソン病

 

循環器系-冠動脈CTとの融合画像処理

 当院は最新の3Dワークステーションを備えており、冠動脈CTを撮影されている患者さんであれば、心筋シンチとの3D融合画像を作成しています。融合画像により、虚血の責任血管の同定に威力を発揮します。

fusion

冠動脈CTとの融合画像処理した画像

  

RI内用療法-甲状腺アブレーション

 甲状腺癌術後の残存甲状腺組織からの再発リスクの低下させるため、放射性ヨードの内服によるアブレーションを行っています。この治療は、実施にあたっていくつかの要件があり、実施施設は京都市内では当院も含め3施設のみ(2014年4月現在)です。治療をご希望の方がおられましたら、当院内分泌内科へご紹介ください。  この他、バセドウ病に対する放射性ヨード内服治療、癌骨転移疼痛緩和のための89Sr治療(メタストロン)も実施しています。   

SPECT/CT装置について

 当院のSPECT/CT装置に搭載されているCTは吸収補正用低線量CTです。患者の体内から放出されたγ線は体内で減弱するため、正確な体内分布を得るためには吸収補正が有用です。吸収補正にはさまざまな手法がありますが、当院ではCTを用いることでより精度の高い補正が可能になります。また、低線量CTであるため低画質ですが、集積位置の同定には十分役に立つため、この画像を利用した融合画像の作成も行っています。

副甲状腺シンチグラフィにおけるSPECT/CT画像

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京都市立病院

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