京都市立病院看護部

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看護実践

クリニカルパスリンクナース

クリニカルパスとは治療や検査にあたってどのような処置を行うのか、その実施内容や順序を入力したスケジュール表のことです。 医療サービスの提供には多職種間の連携が不可欠であり、質を維持しながら効率的なサービスを行うには、治療や看護の標準化や最適化が欠かすことができません。 治療や看護を標準化し、より良い医療サービスが提供できるように、当院では平成25年度より、各部署で『クリニカルパスリンクナース』が活動し、適切でガイドラインに沿ったクリニカルパスが運用されるよう支援しています。

クリニカルパスリンクナースの役割

クリニカルパスのPDCAサイクルを確立し、ガイドラインに沿ったクリニカルパスの運用を図る。

感染対策リンクナース

病棟・部門から1名の看護師が、所属部署における感染対策活動を推進する役割モデルとして日々活動しています。

活動内容
1.感染防止対策マニュアルに準じて正しい感染対策が実践できるよスタッフを指導しています。
2.手指衛生遵守の向上にむけて、部署で使用している手指消毒薬の使用量を毎月測定し、適切なタイミングと方法で手指衛生が実施できているか直接観察により、部署の特性に合わせた指導を行っています。
3.所属部署における感染対策上の問題点を明確にし、ICT(感染制御チーム)と連携しながら改善に向けて取り組んでいます。
4.地域へ戻る患者さんやご家族、サポートする人へ向けて、患者さんの生活や支援体制に合わせた感染対策の介入や指導を行っています。
5.院内・外の感染対策に関する研修会や学会へ参加し、知識の向上と新しい情報を取り入れ、現場で活用しています。
6.部署内の環境整備に努め、安全で清潔な労働環境・療養環境を保つよう取り組んでいます。
部署ラウンド
  年3回実施(ラウンドテーマ:個人防護具の適正使用、手指衛生、尿道留置カテーテルや中心静脈ライン管理)

             

 

退院支援リンクナース

 早期の在宅療養への円滑な移行や地域生活への復帰に向けた取り組みが重要視されるようになり、当院でも平成25年度より、各部署で退院支援リンクナースが活動し始めました。 退院支援リンクナース会では「お家に帰ろう」を合言葉に、患者さんの「帰りたい」気持ちを大切に、患者さん・ご家族が安心して療養の場を選択し、療養が継続していけるよう支援しています。

退院支援リンクナースの役割

活動内容

リンクナースの声

  リンクナース達は、看護の視点を再認識でき、多職種・地域との連携の大切さを実感し、いきいきと看護に取り組んでいます。

部署でのリスクマネージメント

部署リスクマネージャーの役割

安全な部署環境づくり

医療安全対策の実働部隊として、当院では部署安全マネージャーとしてリンクナースが中心となり医療安全対策活動の実践、医療安全教育を行っています。 部署安全マネージャーは月1回リスクマネジメント部会を持ち医療安全レポートの点検分析を行い分析結果から対策を検討していますが、その他に各部署の医療安全に対する課題について取り組みを行ったことの報告もしています。

6D病棟での取り組み

6D病棟は消化器内科、血液内科の病棟で平成25年度は部署別の転倒転落件数が院内で一番多かった部署です。そこで部署安全マネージャーは状況を以下のように分析しました。

  1. 排泄目的で移動される際の転倒が多い
  2. 筋力低下がある
  3. 転倒転落される患者には薬剤(眠剤・麻薬)の使用歴はなく意識レベル低下を認めない患者が多い。

  つまり、自ら排泄行動が行える患者の転倒が多いということがわかりました。そこで、排泄パターンを把握し排泄誘導することによって転倒予防ができるのではないかという仮説を立て、対象患者には看護計画を立て実践していきました。 取組を開始し毎月5~7件あった転倒転落件数が2~3件に減少しておりアクシデント事例はなく経過しています。

組織改善!第1歩目は・・・?

転倒転落のほかにも薬剤確認方法、内服自己管理の手順について、患者誤認0を目指した取組ワークシートの利用についてなど各部署で取り組んでいる課題は多岐にわたります。 どの取組も基本となるのは「医療安全レポート」と安全に対して部署内での活発な意見交換です。そして、そこにも部署安全マネージャーがひと役かって活動しています。

救急室部署安全マネージャーの”ツブヤキ”です。 診療部・放射線技術科とヤイヤイ言いながら他部門と連携をとっていく。 あれ?いいのかな?これど~思う? いや~危なかったわ~。 などなど何でも声に出していける環境づくりをしていきたいと思います。

部署紹介

3C病棟

3C画像3C病棟は泌尿器科,腎臓内科,脳神経外科,外科の混合病棟です。
泌尿器科では手術・化学療法・放射線療法を受ける患者さんの看護を行っています。2013年より前立腺癌に
対するロボット支援手術が保険適用で実施されています。2014年からは膀胱癌,腎癌にも拡大され,癌の根治
性と術後の生活の質に良好な結果をもたらしています。
腎臓内科では,腎臓病の進行を遅らせるための生活・食事管理について視聴覚教材を活用し,専門各科と協力・
連携をとり指導を行っています。また腎機能が悪化し、血液透析・腹膜透析が必要となった場合、スムーズな導
入にむけ、生活指導、自己管理指導を行っています。
脳神経外科では亜急性期から,自宅退院や,回復期リハビリ病院への転院に向け,リハビリ看護やセルフケア
の援助を行なっています。
外科では、外科領域の緊急入院や緊急手術などの対応も行っています。
急性期病院として、地域の病院と連携を図りながら、日々最新医療の提供に向け取り組んでおります。

3Cカンファレンス 1 ~多職種カンファレンス中~

5A病棟 

 5A病棟は、整形外科・歯科口腔外科の急性期疾患の病棟です。整形外科では人工股関節・人工膝関節の置換術や脊椎疾患手術、大腿骨近位部骨折などの手術を受ける患者さんが入院しています。歯科口腔外科ではリスクの高い抜歯や歯根嚢胞、上下顎骨腫瘍などの手術を受ける患者さんが入院しています。私たちは、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・医療相談員などの多職種とカンファレンスを行って連携を取り、外来から退院までそれぞれの専門性を活かして援助を行っています。具体的には、患者さんを地域の生活者として捉え、患者さん個人の生活背景を十分聞き取り、筋・骨格系の疾患により制限される運動機能を最大限活かして生活ができるように支援しています。

多職種で朝のラウンド(治療方針・リハビリ状況・退院に向けての情報共有)

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 急性期病院として手術前の患者さんの不安な気持ちに寄り添い、手術後の合併症の予防、早期発見に努めています。特に下肢手術後に多いとされる深部静脈血栓症(いわゆるエコノミー症候群)予防のため、フットポンプの使用や足浴を行っています。
また、加齢による運動機能疾患を有する患者さんが多いため、手術後に「せん妄」を発症する方もいます。手術前から患者さん・御家族にパンフレットを渡して、その可能性を説明し、時計やカレンダー、写真などを持参してもらい、ベッド周囲の環境を整え、せん妄予防に努めています。
介護保険が使える方には、介護認定を受けていただくように入院前から進め、担当ケアマネージャーとも連携を取って住宅改修や介護サービスについて検討し、スムーズに在宅に帰れるように援助を行っています。

病棟内のリハビリルーム

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手術室

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  手術室は、10室11手術台を稼働し、平成26年度は年間5,146件の手術を受け入れました。日帰り手術から全身麻酔手術まで幅広く対応し、手術中の看護はもちろん、術前・術後訪問を通して周手術期看護を行っています。
 手術室では診療科医師・麻酔科医・看護師・臨床工学技士・薬剤師・放射線技師・医事科職員・SPC等がチームとなって協力し合い、安全で安心な手術を行うよう努めています。
 平成26年9月からは手術支援ロボット(da Vinci)を導入し、泌尿器科・外科・呼吸器外科が手術を行い、低侵襲でさらに質の高い医療の提供を目指しています。手術室看護師も医療チームの一員として専門的な知識と技術を持ち、質の高い手術看護の提供を目指し日々研鑚しています。患者さんやご家族の皆様の不安や緊張を少しでも軽減できるよう,支援させて頂きます。

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※ 過去の部署紹介はこちらからご覧ください。